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イエベ・ブルベって結局なに? パーソナルカラーの基本を、色彩の言葉で

2026-08-30(更新 2026-08-30)· 14分で読めるイエベブルベ4シーズン12分類16タイプ入門
ミオ
ミオ · Stylist
「イエベ春」「ブルベ夏」って言葉、SNSで見ない日はないよね。でも「何を見て決めてるのか」を説明できる人は少ない。ここでは色彩の言葉に置き換えて、いちばん短く、でも省略せずに説明します。

パーソナルカラーは「調和する色のグループ」

パーソナルカラーとは、その人の肌・髪・瞳が持っている色と調和する色のグループのことです。似合う色を顔の近くに置くと、肌の透明感が上がって顔色がよく見え、輪郭が引き締まって見えます。苦手な色を置くと、くすみ・クマ・ほうれい線が目立ち、顔が服に負けます。

大事なのは、「好きな色」ではなく「調和する色」だということ。似合う=好き、ではありません。そして似合わない色でも、顔から離れたボトムスや小物なら自由に使えます。パーソナルカラーは「着てはいけない色のリスト」ではなく、「顔の近くに置くと得をする色のリスト」です。

見ている軸は3つだけ

むずかしそうに見えますが、診断士が見ているのは3つの軸だけです。

何を見るか用語顔に出る違い
ベース黄みか青みかイエローベース(イエベ)/ブルーベース(ブルベ)黄みの色で血色が出るか、青みの色で透明感が出るか
明度明るいか深いかライト/ディープ淡い色で軽やかに見えるか、濃い色で引き締まるか
清濁澄んでいるか、くすんでいるかクリア(清色)/ソフト(濁色)鮮やかな色で目力が出るか、スモーキーな色でなじむか

この3軸のうち、まず ベース × 明度 の組み合わせで4シーズンに分かれます。

  • スプリング(イエベ春):黄み × 明るい。コーラル、アプリコット、イエローグリーン、ターコイズ
  • サマー(ブルベ夏):青み × 明るい。ローズピンク、ラベンダー、スカイブルー、ミント
  • オータム(イエベ秋):黄み × 深い。テラコッタ、マスタード、オリーブ、ティール
  • ウィンター(ブルベ冬):青み × 深い。ロイヤルブルー、フューシャ、真紅、黒と白
色彩学では
この3軸は、色を数値で表す CIE L*a*b* 色空間の「b*(黄み−青み)」「L*(明度)」「C*(彩度)」にほぼ対応します。iroca アプリはこの値を肌・髪・瞳から計測して判定しています。

12分類・16タイプは「細分化」

4シーズンだけだと、たとえば同じサマーでも「淡い色が得意な人」と「くすんだ色が得意な人」が混ざります。そこで、各シーズンの中で「いちばん効く軸」を1つ足したのが12分類です。

シーズン12分類いちばん効く軸
スプリングライト/ブライト/ウォーム明度/清濁/ベース
サマーライト/ソフト/クール明度/清濁/ベース
オータムソフト/ウォーム/ディープ清濁/ベース/明度
ウィンターブライト/クール/ディープ清濁/ベース/明度

さらに4方向(Bright/Light/Mute/Deep)に分けたのが16タイプ(16タイプ・パーソナルカラー®はラピスの登録商標)。分類が細かいほどベストカラーを絞れますが、そのぶん境界の判定が難しく、診断士によって結果が割れやすくなります。

どれを受ければいい?
日常の服選びなら4シーズンで十分。コスメや髪色まで攻めたいなら12分類。撮影や仕事で厳密にやるなら16タイプ、というのがサロンの相場感(4シーズン1万円前後、16タイプ1〜2万円)。まず4シーズンを確定させてから細分化する順番が失敗しにくいです。

自分で見分けるヒント

サロンに行かなくても、傾向はつかめます。

  1. 手首の内側の血管:緑っぽく見えるとイエベ、青〜紫っぽいとブルベの目安
  2. ゴールドとシルバー:顔の近くに当てて肌がきれいに見えるほう(ゴールド=イエベ、シルバー=ブルベ)
  3. 真っ白と生成り:真っ白が映えればブルベ寄り・清色寄り、生成りがなじめばイエベ寄り
  4. 黒い服:引き締まるならディープ、顔が沈むならライト
ミオ
ミオ · Stylist
ただし、これは「傾向」。ひとつの答えで決めず、複数の手がかりが同じ方向を向いたときに信じてね。くわしいやり方は 7チェックの記事 にまとめました。

写真診断が苦手なこと

AIで写真から診断するサービスが増えましたが、正直に言うと写真は明るさと色温度(ホワイトバランス)に弱いです。同じ顔でも、明るく撮ると「ライト」、暖色の照明だと「イエベ」に振れます。

私たちの検証では、明るさを15%変えるだけで4シーズンの判定が半数近く反転しました。だから iroca アプリでは、写真で計測した値に「質問」を足して確定させる設計にしています。くわしくは ラボノート で。

よくある誤解

  • 「ブルベは黒が似合う」:似合うのはウィンター(ブルベ×深い)。サマー(ブルベ×明るい)は黒より紺やグレーが得意
  • 「イエベは黄色が似合う」:黄色の中でも、春はレモン寄り、秋はマスタード寄り。同じ黄色でも明度で変わる
  • 「診断で人生が決まる」:決まりません。顔から離れた場所は自由、メイクで補正もできる
Q診断結果が人によって違うと言われた…
4シーズンの境界付近の人は、診断士やドレープの種類で結果が分かれます。珍しいことではありません。「ベース(イエベ/ブルベ)」だけでも一致していれば、実用上は十分です。
Q似合わない色は一生着られないの?
顔から離して使えば問題なし。ボトムス、バッグ、靴は自由。トップスでも、ネックレスやインナーで似合う色を顔の近くに1枚はさむと解決します。
Q年齢や日焼けで変わる?
ベース(黄み/青み)は基本的に変わりません。明度は日焼けや加齢でわずかに動くことがあり、髪色を変えると印象は大きく動きます。3〜5年に一度見直す人が多いです。
参考・出典
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